全てフィクションです。

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『よふかしのうた』と言う最高に瑞々しいアニメがあるから、見てもらいたいという話

はじめに 瑞々しいまでの「夜と感情」の描写 思春期の「不純」を取り除いた、「理想的で美しい思春期の描写」 まあ設定に無理を感じないこともない はじめに 『よふかしのうた』というアニメが今年(2022年)の7月から放送されました。元々はクリーピーナッ…

「永い生」が、マルチ商法や情報商材などの「新しいカルト」を生んだのではないか

はじめに 伝統的宗教が得意としていたこと 「死への不安」が消えたからこそ現れる「生への不安」 「生への不安」を払拭しようとしても、自己責任論しか出てこない はじめに マルチ商法や情報商材などに新興宗教的な匂いを嗅ぎつけたことがある人は多いでしょ…

先進国の人口減は「養育コストの上昇」というマルサスの罠2.0なのではないか

はじめに 「食える仕事」の争奪戦が教育コストの増大をもたらし、人口が減る 人口減少は教育コストの低下を(おそらく)もたらす・人手が足りなくなれば低学歴でも「食える」 マルサスの罠2.0を乗り越えるにはベーシックインカムの導入? はじめに 先進国は…

オッサンの取り扱い説明書。オッサンの生態とそのハック方法について

「オッサン」。これほど疎ましい存在はないかもしれません。ただ面倒くさい存在なだけならばいいのかもしれませんが、何かと組織の中で力を持っているのはオッサンです。面倒くさいが、付き合わなければなりません。しかも地雷がどこにあるのか分からず、面…

文系知識は戦略(大局)を、理系知識は戦術(局所)を担当するのではないか

はじめに 文系知識は「人権」「民主主義」などの「当然すぎて気づかない前提」を生み出す 理系知識は「役に立つ」一方で、大局的な思想に大きく制限を受ける 結局どっちも大事だよね、というありきたりな結論とその限界 はじめに 文系と理系の区別、これほど…

「エモい」に耽溺するのはガキと芸術家の特権である

はじめに 「ガキ(子供)」は生活や将来から遊離することができる。むしろ遊離しているからこそガキである 芸術家は「社会との遊離」を社会に還元することでご飯を食べている 「年を食った後に遊びを覚えるのは危ない」は、ガキ時代にエモさへの免疫を着けな…

男がモテるために必要なのは、モテること、という逆説。そして恋愛工学という禁じ手

はじめに 10→100よりも、0→10が難しいというのが、男性異性愛者 「恋愛工学」という禁じ手 「モテる男は、よりモテる。モテない男は、よりモテない」を実感した話 はじめに 「モテたい」それは多くの人々の叫びです。特に男性にとって、モテというものは死活…

国家の脆さを忘れてしまった日本人は、近年の騒動で目を覚ますか

はじめに 国家は流動的である。 アニメから見る、「日本国」の永続性への信頼の歴史 冷戦期に国家の持続性を常に問われてきた日本人、冷戦後に素朴に国家を信じ続けた日本人 はじめに 国家とは脆いものです。竹島問題や尖閣諸島問題など、国家の領域のはざま…

「ウクライナ情勢の解説」に関するテレ東YouTubeチャンネルがすごいという話

はじめに 「ロシア側の論理(理解はするが共感はしない)」を解説した38分の動画 「政治のしがらみ」を、「それはそれで大事なものだ」と解説する姿勢 ジャーナリズムを素直に見直す経験になった はじめに 最近、マスコミやジャーナリズムに対する信頼が揺ら…

「無能に生まれた自己責任」という理不尽な十字架を背負っている、境界知能の人たちについて

はじめに 境界知能という用語、そして彼らについて 境界知能の人が見ている世界を想像してみる 知識社会である現代社会は、「先天的知能による差別」という隠された大問題を抱えている はじめに 世間には「境界知能」と言われる方々がいます。境界知能とは、…

いじめっ子に人権教育をしたら、「人権侵害者は〇す!」というイジメが発生した

はじめに 人権教育に感動するいじめっ子ヤンキー 人権という「正義」を人を殴る道具として使い始めたいじめっ子ヤンキー 「理想」が「地獄を出現させる」ことは歴史上もよくあること はじめに スキャンダラスないじめ事件や犯罪が話題になると、「人権教育を…

『無職転生』とかいう、男オタクの理想を詰め込んだ作品

はじめに 『無職転生』は、少年漫画の要素(ハーレム含む)を全部乗せしている よく考えたら、「物語」ってご都合主義じゃないと面白くない 誰かの性癖に刺さるということは、誰かの嫌悪感を刺激するということ はじめに 2021年に話題になったアニメの一つに…

努力とは自己否定であり、それに耐える精神的安定を必要とする

はじめに 「努力の才能」というものは存在する 「絶え間ない自己否定」という「向上心」を持つためには、精神的安定を必要とする では、精神的安定を手に入れるためには何をすればよいのか はじめに 努力をしなさい、とはよく言われます。確かに努力は大切で…

勤勉を捨てた怠惰を取り入れることは、日本を救うのではないかと思った話

「インプットとアウトプットのバランスを取ることが大事だ」とは、多くの本に書かれています。このような、正反対の2つを交互に取り入れることは何かにつけて重要です。そして「緊張とリラックスのバランスを取ること」も重要だと言われています。しかし、こ…

この世の色について。クソみたいなこの世への復讐について。

人生は何色か、と問われたら、どうでしょうか。理想的な答えは、「バラ色」だろう。悲観的に言えば、「紺色」だの「黒」だのがあるだろう。だが、おそらくその答えは「虚無」だと私は思います。 「虚無」は色ではない、と思われるでしょう。ところがまあ、乱…

需要と供給の法則をハックしたければ、生まれ直すしかない?

マルクスは亡霊になり、神も仏も行方をくらまし、ただアダム・スミスとミルトン・フリードマンだけが立ち続けている。全ては需要と供給で物事が決まるが、市場の粘性は需給を歪ませる。全てが商品となり、人間とやらが玉ねぎのように剝かれていく。そこに残…